新卒ネイリストの一年以内の離職率は50〜80%と言われています。
これは大卒で一般企業に就職した人の一年以内の離職率が20%程度になるので、いかにネイリストの離職率が高いかがお分かり頂けると思います。
そんな中私は10年以上ネイリストを続けられていて今後も辞める予定もないので、少なからず自分に合った仕事なのは確かです。中には20年以上も第一線で活躍されているネイリストさんもいます!
この記事ではネイリストとして長く続く人、ネイリストに向いている人の特徴を解説します。
これからネイリストになりたいと思っている方やネイリストだけど、自分はこの仕事に向いているのか考えたい人の参考にして頂ければと思います。
ネイリストに向いている人の特徴とは
コミニケーションスキルが高い
施術中はお客様との対話が多いため、コミュニケーションスキルが必要になります。
会話が好きなお客様には合わせて会話ができればお客様の満足度に繋がりますし、
会話が苦手な人には必要最低限の会話を、いかにお客様に心地よく感じて頂けるか意識する事も満足度アップに繋がります。
お客様の希望を的確に理解し、心地よい雰囲気を提供することでリピーターになって頂ける確率は格段に上がります。
こういったコミニケーションスキルがない、自信がない方でも、相手に合わせる努力ができればネイリストとして長く続くのではないでしょうか。
手先が器用な人
ネイルアートは細かい作業もたくさんあるので手先の器用さが求められます。ですが、私の知人で長年ネイリストをしている方の中には、アートが苦手な方もいます!
近年はシンプルなネイルデザイン、ニュアンスネイル、痛ネイルなど特化型のネイルサロンも多いので、アートが苦手でとシンプルデザインの需要が多いサロンで仕事するという選択肢もあります。
とはいえ仕上がりのフォルムの美しさなどは器用さが問われる所だと思うので、やはり手先は器用なほうがいいのではないかと思います。
創造力が豊かな人
ネイリストは常に新しいデザインやアートを考えたり、流行を調査しなければなりません。
お客様の要望に応じて個性的で美しいネイルを作り出すため、創造力やセンスは必要な要素となります。
私は新しいデザインを自ら生み出すのがとても苦手ですが、SNSなどで流行のデザインやお客様に需要がありそうなデザインを参考にして、アレンジを加えたりしてサンプルを作っています。
創造力とはデザイン全部を自分オリジナルで頑張らなくても、お客様に需要があるデザインを創れるかどうかが需要だと思います。
細部にこだわる人
手先が器用な人にも通ずる所ですが、先述でもお伝えした通り、仕上がりのフォルムが均一かどうか、厚みは丁度良くできているか、フレンチネイルであれば、美しく左右対称であるか、形や長さが全て揃っているか、などの細かいディテールが仕上がりに大きく影響します。
所要時間もあるのでいかに時間内に完璧に仕上げられるかを、開始の段階から計算して施術を進めていく必要があるので、小さな違和感もなるべく残さず完璧を目指す姿勢は重要です。
美的感覚が優れている人
自分に美的感覚があるとはあまり思っていませんが、客観的にネイリストに向いてる人の特徴を考えた時に必要な要素ではないでしょうか。
爪の形やカラーの組み合わせ、仕上がりのバランスを考えて仕上げる美的センスやトレンドを理解し、個々のお客様に合ったスタイルを提案できることも必要です。
ネイルに限らず特定の分野において感覚が優れている事は長続きするに際してあったら嬉しい要素だと感じます。
例えばネイルは関係ないですが、プロスポーツ選手って勝手なイメージですが、幼い頃から過酷な練習をしてきてやっとプロになれた人が多そうなイメージですが、いかがと思いますか?!
プロバスケットボール選手の八村塁選手は中学校からバスケを初めてNBAのプロ選手になっています。初めてその事実を知った時に私はバスケットボールに必要な感覚に優れている、センスのある方なんだろうな、と思いました。
他にも勉強が出来る人も勉強のセンスがある人だと思うし、このように例えて考えた時にネイリストは美的感覚に優れている、という要素の必要性を感じました。
忍耐強く向上心がある
これに関してはどんな職業や状況においても忍耐強いに越した事はないのですが、
施術をしていると長時間のメニューをこなす場合もあるため、集中力を保ち続ける忍耐力が必要です。
また、お客様の要望に応じてデザインを変更したり希望どおりの仕上がりを目指さなければならないので、柔軟で忍耐強く対応する力が求められます。
時には理不尽なご要望をされたり、きつい状況になる時もあるので、忍耐とスルースキルが必要に感じます。
そして向上心も必要です。ネイリストの初任給は安いです!言われているのは額面で16〜20万円程度だそうです。サロンの店長やそれ以上の役職が付けば額面で25〜50万円くらいには上がるのですがそこまで続ける忍耐力と向上心が必要になります。
そこまでいけば、独立までいける場合が多いのでもっと稼ぐ事が可能になってきます!
労働と賃金が見合ってないと思ってしまうと、続けるのがしんどくなってきますよね。
そこが乗り越えられるかどうかは長く続けられるかどうかの肝になると思います!
人によって得意と不得意があるので、先述でお伝えしてきた事柄を耐えられそうか、そうじゃないかは様々あると思います。
さいごに
いかがでしたか?
ネイリストは長く続ける程に魅力が増える職業だと思います。
これからも様々な観点でネイリストに関して有益な情報を発信していきますので、よろしくお願いします